望琉杯 ついに完結!【主催あとがたり記事】
こんにちは、主催のあっしゅです。
大会の全日程が終了したため、まとめ記事を書かせていただきます。
まずはプレイヤー20名のみなさま。
この度は、望琉杯に参加していただきありがとうございます。
並びに、応援イラストやメッセージで我々をサポートしてくださった皆様にも感謝申し上げます。
そして何より、大会を一緒にゼロから作り上げてくれた運営、GMの方々のおかげで最後までやり切れました。ありがとうございます。
大会結果
ということで、望琉杯の結果は以下の通りになりました。
栄えあるチャンピオンは・・・
ベロイさんです!!!
続いて準優勝は・・・
Sobaさんです!!!
第3位は・・・
めあさん、あっしゅさんです!!!
入賞された皆様、おめでとうございます。
大会に関わってくださった皆様のポケモンライフに少しでも彩りを添えることができたなら、大会主催として非常に嬉しく思います。
長きにわたって望琉杯を盛り上げてくださり、ありがとうございました。
ここからは記録として大会の裏側を語っていくだけです。
興味がある方のみ読んでいただけると幸いです。
大会開催までの道のり
大会の企画・立案を始めたのは、3月~5月まで行われていたはるやまさん主催「春闘杯」が終わった直後でした。
メタゲーム系大会 春闘杯 開催のお知らせ。 - bbpharuyama666’s blog
ポケモン数が少なく、どうしても強いパーティが似通ってしまう現状の剣盾環境において
いかにして「多種多様なポケモンのぶつかりあい」を実現させるか、そこが大会を企画する上でのキーポイントでした。
そんな中で私が目に付けたのが、ポケモン第六世代(ORAS)に行われた実況者大会「ポケモンドラフト甲子園~inoras~」です。
ドラフト甲子園〜inoras〜とは (ドラフトコウシエンインオーアールエーエスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
①参加者1人1ピックで「他者と被らない」パーティを構築できる点
②相手のパートナーズから1匹選んで自由枠として使用できるルール
この2点が現環境の課題である「プールの少なさ」をカバーできると考え、参考にさせていただきました。
しかし、前述の大会には1つ参加者の有利不利が明確になってしまう要素がありました。
それが「2巡目以降のウェーバードラフト」です。
その理由はドラフト甲子園に参加されたafouさんの記事からわかりますが
【ポケモンORAS】ドラフト甲子園 指名編 episode of side-A【指名考察】:afouのブロマガ - ブロマガ
2巡目の
「ELEZYさんからの怒涛の物理受け獲得ラッシュにマツさんと私が乗り遅れる。」という一文。
当時のパーティ構築において必須級の「物理受け」のポケモンがウェーバー最後の人だけ獲得できない、という現象が起こってしまったんですね。
いくら3巡目で最初にポケモンを獲得できるからといって、この2巡目で物理受けを取れないデメリットを帳消しできるとは思えません。特に剣盾の狭いプール内ではあってはならない事です。
「参加者全員が同じスタート位置から発進できるよう機会を設けて、パーティパワーの偏りをなくす」
ここだけは私がドラフト制大会を開く上で、絶対に守りたいポイントでした。
故に、ドラフトの抽選期間を長めに(複雑なシステムのため模擬ドラフトも行いました)
またドラフト時の業務量分散、公平な立ち位置を作るため「ゲームマスター(GM)」を担当していただける方を探すところから始めました。
そこでMEGA杯の主催を務めており、前述の春闘杯でもGMを担当していた頼りになる人材。
私が最初にお願いしたのが、Ouiジンさん。
ジンさんは現在受験勉強で多忙のため、断られる覚悟もありましたが、企画説明をすると快く引き受けてくださいました。
続いて、第7世代でドラフト制の大会を開催されたぱっとんさん。
同様のルールで大会を企画するにあたって、絶対に誘いたいと考えていました。
ぱっとんさんも企画説明の途中で「楽しそう!やりたい!」と言ってくださり、無事運営の1人が選定されました。
その後、参加人数を20、24、32のいずれかで開催する予定だったので、運営があと3人は欲しいと思い
私自身、初の主催ということで頼りになる人たち
過去に主催経験がある3人にお声がけして、万全の運営体制を整えたいと考え
BBP杯主催のサザンさん、MEGA杯主催の旅人さん、春闘杯主催のはるやまさん
以上の3名にお願いし、今回の「望琉杯運営」が結成されました。
5名の優秀なメンバーを携えての運営、本当に心強かったです。ありがとうございます。
ルール策定
運営GMが揃ったところで、ルール作りのフェーズに入ります。
参考元の「ドラフト甲子園」と大きく異なるポイントは2つ
①6巡すべて同時ドラフト
②TODの容認
①は先ほど話しましたが、新たな要素が②
なぜこれを追加したか、といえば単純で
「TOD戦術で最も輝けるポケモンがいるから」です。
例えばゴチルゼルを指名した人がいた場合、
ゴチルゼルの最も強い使い方は「耐久ポケモンをハメて勝つ」ことですよね。
それを制限するっていうのは、ポケモンの可能性を潰していて
ただでさえ狭いプールがもっと縮小されてしまうのでは、と思ったわけです。
また現行のランクマッチでもTODは頻繁に起こっている以上、「故意のTODは禁止」と大会ルールで縛ることは実質不可能なので今回は「容認」という形にしました。
あとは対戦外のルール。
プレイヤーが遅刻した際の処置、対戦相手と音信不通になるケースなど、
5人の主催経験者の意見を汲み、細かく厳格にルールブックに載せるようにしました。
一見何のトラブルもなく終わったように見える望琉杯も、こういったトラブルが実は何件もありました。
音信不通とかありえないでしょwwwとか思ってる大会企画者、本当にありますからね。
今回は運営の皆様がとっても有能で、トラブルを表立てることなく処理してくださっただけです。
個人的な意見になりますが、いつか大会を開く際はプレイヤーの公募を控えて招待制度にしようかと考えるくらいには悩まされました。
大会参加表明した方が本当に信用できるか否か、しっかり見極めて参加を断るのも「円滑な大会運営のため」に必要な処置であると感じました。
逆にプレイヤーの方々は大会本番で連絡なしに遅刻、行方を晦ますような行為をした場合は今後一切大会への出場を認めないと思っていただいて構いません。
そのくらい他の参加者、および運営に迷惑がかかっていることを知ってください。
主催の仕事
最後に主催としてどういった仕事をしていたか、少しでも参考になればいいなと思い完遂した順番に記させていただきます。(謎の上から目線でごめんなさい笑)
①運営にお声がけ
②ルールの大枠決め(他の運営にアドバイスをもらうためにはある程度の草案が必要)
③アドバイスをいただいた上で最終判断、ルール完成
④模擬ドラフト・本番のドラフト&大会期間のタイムスケジュール作成(参加者全員の仕事・学校・バイト等のスケジュールを聞き、投票期限に間に合わないケースを極力減らす。GMに無駄な時間を使わせないよう分単位で調整し、業務量を減らす)
⑤予選リーグ表作成(5人制のリーグ戦なので、必ず1人あぶれるプレイヤーが出てくる。そのお休み週が均一に回るよう調整。お休み週の恩恵を受けない位置は運営固定にして、最終週の集計にフォーカスできるようにした)
⑥大会開催のお知らせおよびルールを記載したブログ記事作成(ルールを読まない人が多いので、文章だけにならないよう可能な個所はイラストや図を用いて説明)
望琉杯(Noel Cup)開催のお知らせ - 【公式】望琉杯
⑦参加者の募集(ルールを読んでしっかり従えるか確認し人数にカウント。20、24、32人のどれにするか悩んだが、ドラフトのプールから逆算すると20人がベストだった。参加受付できなかった皆さん、本当にすみません・・・また同様の大会を開く際はぜひ参加して頂けると嬉しいです。)
⑧ドラフト1巡ずつのブログ記事更新(トラブルがなければ30分~1時間ほどで書けます)
⑨パートナーズ画像作成(個性を活かすためにDMで要望を聞きながら参加者オリジナルのトレーナーカードを作った)
⑩決勝トーナメント表のフォーマット作成(同ブロック同士は決勝でしか当たらず、予選ブロックが全て終了するまで決勝Tの対戦相手がわからないよう調整)
⑪運営アカウントを通してトラブルを把握し解決
⑫贔屓していただいているサポーターの方々に個別で予選結果を報告
上から目線っぽくて恥ずかしいので、オタク特有の早口で一気に話しました!わざと見えづらくしてます!
詳細説明が長ったらしいですが、やってることは割と普通なので
大会を企画されている方はぜひ信頼できる運営メンバーを集めて開いていただけたらと思います。
大会を開く気持ちさえあれば、あとは運営メンバーと協力すればなんとかやっていけます。
(今回も他に主催やる人がいなかったから私がやっただけで、適任の方はもっとたくさんいると思ってます)
初めての主催として四苦八苦しつつ、なんとか望琉杯を完結させられたのは皆様のおかげです。
文字だけでは伝えきれませんが、本当にありがとうございました!!!!
以上、望琉杯主催の置き土産でした!
雪原がきたら望琉杯2ndも考えておきます!!